2014 年 7 月にお知らせした、バルチラ2 ストローク エンジン事業の引き継ぎに関するバルチラと中国船舶工業集団公司 (CSSC) の合弁事業契約がまとまりました。
政府および合併規制の承認を受け、1 月 19 日に正式合意となりました。事業の 70% を CSSC が所有、30% はバルチラが所有し、社名は Winterthur Gas & Diesel Ltd. (WinGD) となります。WinGD の本社は引き続きスイスのウィンターツールに置かれ、中国、韓国、および日本に子会社を持ちます。
この合弁会社は、バルチラ 2 ストローク エンジン技術の所有権を引き継ぎ、両社の全面的な支援を受けて、バルチラ 2 ストローク エンジン製品群の開発と販売促進を今後も行っていきます。バルチラ 2 ストローク エンジンの保守サービスについては、グローバル サービス ネットワークを介してバルチラが引き続き行います。
海洋分野におけるトップ企業 2 社の提携により、バルチラ 2 ストローク エンジンの拡販が期待されます。CSSC は中国における最大の造船複合企業であり、船舶およびその関連製品を世界中に輸出しています。合弁事業の相乗効果によって製品開発が加速し、新しいエンジン技術をこれまで以上に迅速に市場に投入することが可能になります。バルチラのお客様は、シェアのさらなる拡大や、ライフサイクル全体にわたるサポートを提供する世界規模のサービス ネットワークによるメリットを受けることができます。
「新しい合弁会社は両社にとって重要な機会であり、我々はバルチラ 2 ストローク エンジンの輝かしい未来の出発点に立っています。グローバル海運業界は、経済性や環境への適合を推進力にして発展しています。バルチラの技術面におけるリーダーシップと、CSSC の業界における強みが、高度な製品により業界に貢献するというWinGD の目標を後押ししてくれるでしょう」と WinGD の CEO、Martin Wernli は述べています。
公表した株式交換に関するお知らせへのリンク
バルチラと中国船舶工業集団公司、2 ストローク エンジン合弁事業で提携
Winterthur Gas & Diesel Ltd. ロゴ
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バルチラについて:
バルチラは、舶用およびエネルギーマーケットにおいて、発電、推進システムに関するライフサイクル全体にわたる最適なソリューションを提供する世界のリーディングカンパニーです。技術革新を推進し全体効率を高めることにより、バルチラはお客様の船舶および発電プラントの環境性能と経済性の最適化に貢献します。
2013 年の純売上高は 47 億ユーロ、従業員数は約 18,700 名。バルチラは、世界の約 70 か国、200 か所以上で事業を展開しており、フィンランドの NASDAQ OMX Helsinki に上場しています。
www.wartsila.com
Winterthur Gas & Diesel Ltd. について:
Winterthur Gas & Diesel Ltd. (WinGD) は、舶用主機関に使用される 2ストローク低速ガスおよびディーゼルエンジンのリーディングカンパニーです。同社は、信頼性、効率、および環境保全性における業界標準のエンジン開発に取り組みます。WinGD は、世界中の製造、造船、および船舶運航会社向けに、設計、ライセンス、および技術に関するサポートを提供しています。エンジンはバルチラのブランド名で販売され、4か国のライセンシーによってライセンス生産されています。WinGD の本社は 1898 年に事業活動を開始したスイスのウィンターツールに置かれ、世界中に約350 名の従業員が従事しています。